炭の着火を簡単にする便利なアイテムとその方法

仲間や友人とするバーベキューは、キャンプやアウトドア好きの人にはたまらないイベントですね。
バーベキューをする時に大切な火起こしは男性の役割になることが多く、任された人にとっては仲間が揃うまでに炭を起こせているかどうかが腕の見せどころ。

特にバーベキュー参加者の中に女性が混ざっている時には、仲間が揃ったタイミングで尚バタバタとうちわで炭を扇いでいたり、汗だくになって焦っている様子を見られてしまっては、男としてのプライドが許しませんね。

ここでは、バーベキューの際に必須な炭の着火を簡単にスマートにこなすためのポイントや便利なアイテムについて紹介します。
一般的な着火剤を使った方法から、着火剤がなくても簡単に着火ができる方法まで、いろいろなパターンで紹介しますので、ぜひバーベキューをする際の参考にしてみてください。

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簡単に着火させるために知っておきたい炭の種類と特徴

夏の醍醐味のひとつである「バーベキュー」。
そんなバーベキューをすることになったら色々と準備を整えなければいけませんよね。
バーベキューの準備には様々なことがありますが、重要な準備のひとつが「炭起こし」です。いかに素早く炭を起こすことができるかが腕の見せ所となるでしょう。そこでここでは、スムーズ且つ簡単に炭起こしをするための方法をご紹介するのですが、まずはその前に炭の種類や特徴について知っておきましょう。

着火を素早く行うためには炭について知ろう!炭の種類と特徴とは?

  • 最もポピュラーな炭「黒炭」
    お店に炭を買いに行くと「木炭」と箱に書かれた炭が売られていますよね。
    あれらは全て黒炭と呼ばれている炭です。
    一番一般的でよく知られている炭と言えるでしょう。
    この黒炭は安くて初心者でも簡単に炭起こしができる炭となっています。
    ただ、その一方では持ちがあまり良くなかったり、煙が上がりやすかったりといった特徴もあります。
  • 備長炭とも呼ばれる「白炭」
    白炭は使う原料の関係から完成した炭の表面が白くなることから白炭と呼ばれています。この白炭は、持ちが良く火力が安定している反面で、価格が高く初心者には扱い難いという特徴があります。
  • 着火が簡単な「成型炭」
    オガクズを原料とし圧縮加熱後成型したのが成型炭です。
    成型炭は一般的なお店で購入できる木炭とは違い大きさ等にバラつきがありません。
    炭同士をぶつけて大きさを調整する作業は当然ながら必要なく、大きさが均一のため、火力の調節がしやすいという特徴があります。
    また、成型炭の中には着火剤が既に練りこまれているものもあり、その場合だとライターやマッチがあれば、簡単に火起こしを行うことができます。
    また炭特有のパチパチといった爆跳が少ないのも安全ポイントです。
この他にも豆炭やオガ炭など炭には様々な種類があります。
炭は、種類によって着火のしやすさがかなり変わりますので、よく考えて選ぶようにしましょう。

着火を簡単にする炭の配置と失敗を防ぐためのポイント

様々な種類がある炭ですが、いくら着火の簡単な炭を用意しても「炭の配置」や「着火手順」に間違いがあっては、炭への着火をスムーズに進めることはできません。

では実際にはどのようにすれば失敗を防ぐことができるのか?

炭への着火を失敗しないためのポイントをお伝えします。

着火を簡単に!失敗を防ぐためのポイント

失敗を防ぐポイントの1つ目は「正しく炭を組むこと」です。

炭は組み方によって運命が決まると言えるほど本当に重要です。
素早く着火をするためには「空気の出入り口」を作るのがポイントとなります。
着火剤の上に炭を置く時は、適度に隙間を開けながら、上へと積み上げるように炭を組んでいくようにしましょう。ぴったりと炭同士をくっつけるような組み方は厳禁です。
また効率的に炭起こしをするためには少量の炭からスタートするのが「◎」です。
安定した炭火が出来上がってから新たに炭を足していくようにしましょう。

失敗を防ぐポイントの2つ目は「火の特徴を知ること」です。

火は基本的に「下から上」へと燃え上がります。
そのため着火剤を一番上にポンっと乗せるような炭の起こし方はNGです。
着火剤は一番「下」に置いてその上に炭を乗せていくようにしましょう。
着火剤のほか枝などの燃えやすいものがあると尚良いです。
また炭は小さい方が着火が早いため着火剤の上には小さめの炭を置くことも大切です。

失敗を防ぐポイントの3つ目は「炭に過保護になり過ぎないこと」です。

炭は、適度に仰いで空気を送り込むことが素早く炭起こしをする上での1つのポイントですが、これはあくまでも「炭に火が点いた後」の話です。
炭に火が点く前に一生懸命空気を送り込んでも、火は風によって消えてしまうだけですので、炭に火が点くまではしばらく見守ってあげましょう。
「仰いだ方が良いかな…?」とあまり過保護になり過ぎずに、放っておくことも炭起こしをする上では大切です。

炭の火起こしに欠かせないアイテムと言えば着火剤です

炭の火起こしを簡単に行う上では「着火剤」を使うことも必要です。
着火剤はホームセンターやスーパー等で100~200円程度で購入できます。
バーべキューをする際は1つ用意しておくと良いでしょう。

簡単に炭の火起こしするには着火剤!「着火方法」

  1. まずは着火剤を用意します。
  2. 用意した着火剤をコンロの一番下に置きます。
    ジェルタイプの着火剤を使用する場合はチラシなどを敷いてその上に着火剤をのせます。
  3. 煙突状に炭を積み上げていきます。
  4. 着火剤にチャッカマン等で火を点けてそのまま少し待ちます。
  5. 炭に火が点いたら団扇などで空気を送ります。
  6. 火力が安定してきたら空気を送るのを止めます。
  7. 以上で炭起こしは完了です。
ちなみに着火剤の種類には、オガクズを固めて灯油を染み込ませた「たきつけ」や紙に油を染み込ませた「ペーパータイプ」、半液体状の「ジェルタイプ」など様々な種類があります。使いやすいものを1つ用意するようにして下さいね。

着火剤がなくても安心!身近なもので簡単に炭の火起こしを実現

一方で炭起こしは家に置いてあることが多い「新聞紙」を使っても行うことができます。また、新聞紙を使って炭起こしをする場合は着火剤を用意する必要がありませんので、着火剤特有のニオイで悩まされる心配もありません。

それでは実際の手順を見てみましょう。

新聞紙で簡単に炭へ着火する方法

  1. 平らになるようにコンロへ炭を入れます。
  2. 新聞紙を縦にねじって棒状にします。(約7本)
  3. 2を1の上へ「井の字型」になるように入れていきます。
  4. 組み立てた新聞紙を囲うように炭をおきます。
  5. あとは新聞紙に着火すればOKです。

以上で新聞紙を使った炭起こしは完了です。
そのまましばらくジッと炭へ着火するのを見守りましょう。

炭の着火を簡単にする便利なアウトドアアイテム

炭の火起こしは「コツ」さえ掴めば比較的簡単に行うことができます。

ただコツを中々掴めないという場合は、ガスボンベを使用したバーナーを使った方法や火起こし専用の火起こし器を使って行う簡単な方法もありますので、そうした便利なアウトドアグッズを使って行うのも検討してみると良いかもしれません。

自分が一番やりやすい方法を見つけて、スムーズな火起こしでバーベキューを最高のモノにして下さいね!