キャンプやバーベキューなどで炭を起こしたときは、火消し壺を利用して炭の火を消火します。ですが、手元に火消し壺がない時は、何が代用できる物を使って炭を消さなくてはなりません。
ここでは、火消し壺の代用として使えるアイテムについてお伝えします。100円ショップで購入できるものや、キャンプで使うあのアイテムを活用することで、炭の火を消すことができるのです。
また、注意点などについてもご紹介しますので、こちらも是非参考にしてみてください。
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炭の火を消す火消し壺の代用品・100円ショップで変えるアイテム
そんな炭火の面倒な後処理を簡単にしてくれる「火消し壺」はキャンプの必須アイテムのひとつですよね。必ず用意しているというキャンパーの方も多いでしょう。
ただ、そんな火消し壺の準備を忘れてしまった場合には、火消し壺の代用となるものを用意しなくてはいけません。
そこでここではまず「火消し壺の代用品となるもの」をご紹介します。
火消し壺はそんなに安いものではありませんから、状況によっては、その都度代用品を使用する方が良いかもしれません。
火消し壺の代用は「フタ」がついていて燃えないもの
火消し壺の代用品となるものには様々なものがありますが、代用品となるものには、「フタ」がついていることが最低条件となります。
揚げ油保存容器
そんな最低条件を満たしている代用品のお勧め1つ目は「揚げ油保存容器」です。
ただ、場合によってはフタに取っ手が付いていない場合もあるため、付いていない時は引き出し等に取り付ける木製取っ手を使うと良いでしょう。
一方で、揚げ油保存容器には多くの場合で中に網も併せて入っているため、ちょっと工夫して網を底に敷けば、炭の鎮火を早めることができます。
揚げ油保存容器は、ショッピングモール等でも購入することはできますが、お店によっては100均でも取り扱いしている場合があるため、安価で手に入れることも可能です。
塗料缶
ホームセンターに行くと塗料を入れるための空き缶が売られていますが、こちらもフタや持ち手が付いていれば、火消し壺の代用として使うことができます。
値段は大きさにもよりますが、目安としてはワンコイン程度で、そんなに高いものではありません。
また、塗料缶のフタが金属の場合は炭火の熱によってフタを触ることができなくなるため、上記同様に木製の取っ手を別途付けるようにしましょう。
このように炭の火消し壺は数百円程度でも十分に代用することが可能です。
忘れてしまった際はぜひ参考にしてみて下さいね。
炭火消し壺の代用は飯盒でもOK
一方でキャンプでお米が食べたくなったら「飯盒」を使って調理しますが、実は、飯盒は炭の火消し壺の代用品としても使えることをご存知ですか?
飯盒は火消し壺に必要とされている「耐熱性」「持ち手」「フタ」の3つの条件が揃っているアイテム
専用の火消し壺とは違って、炭火を消すことを目的として作られているわけではありませんが、十分に炭火の鎮火を行うことは可能です。
火消し壺の用意は忘れたけど飯盒はある!そんな場合は飯盒で代用すると良いでしょう。
また、飯盒が無い場合でもスポーツ用品店やアウトドアショップ等が近くにある場合は、そこで手に入れることもできます。
こちらもモノによって価格に差はありますが、安いものだと千円程度から購入可能で、お店によっては100均でも購入できるようですので、チェックしてみると良いでしょう。
炭火消し壺の代用品は手作りもできる!火消し壺の作り方
これまでは炭の火消し壺の代用になるアイテムについてご紹介してきましたが、炭の火消し壺は材料さえあれば、自分で手作りすることも可能です。
ここではそんな火消し壺の作り方についてお伝えします。
用意するもの
- 塗料缶(1リットル程度の大きさでOK)
- 木製取っ手
- 穴を開けるための工具(電動ドリル等)
作り方
- フタに取っ手を付けるための穴を開けます。
- 穴に取っ手を取り付けてしっかりと固定します。
- 本体にも数箇所穴を開けて空気口を作ります。
- 以上で自作の火消し壺は完成です。
注意点
注意点は全部で2つ。
ひとつは取っ手の素材に注意すること
金属製の取っ手は炭火から発生する熱を通します。取り付けたとしても取っ手の意味はないのです。
そのため取っ手は熱を通し難い「木製」のものを使用するようにしましょう。
木製の取っ手は100均等で購入できるもので十分です。
空気口を作ること
炭火は800℃を超えることもあるほど高温になります。
熱気の逃げ道となる空気口は絶対に忘れずに作るようにしましょう。
炭を火消し壺の代用品で消す時の注意点
炭の火消しを代用品で行う場合にはいくつか注意すべきことがあります。
怪我をしないようにするためにもよく目を通しておきましょう。
やけどに気をつける
炭を入れた直後の代用火消し壺は中も表面も凄まじく高温になっています。
絶対に素手で触らないようにしましょう。
また安全に炭を持ち帰るためにも、炭の火消しは、持ち帰る1時間前を目安に始めることをお勧めします。
すぐにフタを閉めない
炭火を代用火消し壺の中へ入れた後に完全にフタを閉め切ってしまうと、炭火の熱の関係から容器が変形したり破損する可能性があり、危険です。
炭の取り扱いは慎重に行う
炭は灰が付き物です。
炭を代用火消し壺へ移動させる際は灰が舞わないように慎重に行うことが大切です。
火消し壺の役割と基本的な使い方
火消し壺3つの役割
そして残るもう2つは「炭の再利用に繋がること」と「炭代の節約になること」です。
また、火消し壺で鎮火させた炭は新品の炭とは違い着火しやすいという特徴があるため、炭起こしもラクにしてくれるメリットもあるのです。
炭を再利用できるということは炭を購入する回数も伴って減ります。
5~600円で購入できる炭ですが、繰り返し購入すれば大きな額となります。
火消し壺で炭の鎮火を行うことは節約にもなるのです。
火消し壺の基本的な使い方
- コンロの近くに火消し壺を持ってきます。
- 火消し壺の中に炭を1つずつゆっくりと入れていきます。入れ過ぎには注意!
- フタを軽く閉めます。
- 安全な場所へ火消し壺を移動させ、1時間ほど時間をおきます。
- 冷めていることが確認し、フタを完全に閉めます。
あとはそのまま持ち帰ればOKです。
炭は自然にかえるものではありませんので、くれぐれも、炭を捨てていくようなことはしないようにしましょう。
今回ご紹介した代用品をうまく活用して炭の処理を行って下さいね。