冬のソロキャンプに挑戦するなら、まずはテント選びから

冬は、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ季節ですが、密かなブームなのが、冬のソロキャンプです。
キャンプと言えば、夏ですが、冬は冬の魅力があるのです。
しかも、家族も友達も一緒に行かないソロキャンプは、テントなどの装備を充分に整えて行く必要があります。
それにはどういったものが必要なのかご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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冬のソロキャンプに持っていくテントの選び方

キャンプをする上ではとにかく「テント選び」が重要となります。
特にシーズンを外して「冬」にキャンプを行う場合には、様々な危険が伴うため、より一層慎重なテント選びが求められます。

そこでここでは冬にソロでキャンプをしようと考えている方に向けたテントの選び方をお伝えします。

冬のテント選びは「大きさ」「重さ」「設営撤収のし易さ」がポイント

この3つはキャンプの充実感や楽しさを大きく左右することになります。

テントの大きさ

ソロキャンプではそんなに大きいテントは必要ありません。
快適な寝心地を考えると、大きいに越したことはないと考える方もいるかもしれませんが、ソロキャンプで大きすぎるテントは色々苦労する面が多くなってしまうのです。

ただ、かと言って小さすぎても寝る時に体を痛めてしまう可能性が高いため、選ぶ際は「自分の体の大きさ+その他荷物」が入る大きさを目安に選ぶようにしましょう。

テントの重さ

重さは持ち運ぶことを考えたら軽いに越したことがありません。
例えば、テントが二重構造になっていればそれだけ重い傾向にありますし、逆に一枚の布だけで作られているテントであれば軽い傾向にあります。

ただ、冬場のソロキャンプとなると保温性も非常に重要なポイントとなりますので、一概に軽さだけで選ぶと失敗してしまう可能性もありますので注意が必要です。

設営撤収のし易さ

テントの設営や撤収は慣れていないと中々難しいものです。
そのためソロキャンプをこれから始めるという方は、極力簡単にたてられてしまえるテントがお勧めです。

収納ケースから取り出すと自動でパッと開いて簡単に設営が出来るタイプ(ポップアップテント)やテントの上部を引っ張るだけで設営が出来るタイプ(ワンタッチテント)等が良いでしょう。

冬のソロキャンプでテントを立てる時のポイント

素敵なテントを選ぶことができたら次は設営について知りましょう。
冬のソロキャンプは夏のソロキャンプとは設営の方法も変わります。
テントをスムーズにたてられるようにするためにも、ポイントをよく抑えておくようにしましょう。

いきなりテントを設営することは厳禁!

冬のソロキャンプでは、まず一番最初にスコップや自分の足を使って、「地面を平ら」にすることから始めます。
と言うのも、雪は人間の体重によって形が変わって固まるため、予め地面を平らにしておかないと体重によってデコボコしてしまい、寝心地がすごく悪くなってしまう可能性があるのです。

テントの支柱ポールの直置きは厳禁!

支柱ポールは、筒の中に伸縮性のあるゴム紐が入っていて、1本の長いポールが何等分かに分かれています。
テント設営時は、この分けられているポールを繋いでいき1本の長いポールにするのですが、繋げる際に筒の中に雪が入っていると繋げなくなる可能性があるのです。

また、外気温の関係から筒の中に入った雪が凍ってしまうと、テント撤収時にポールを崩して収納することができなくなる可能性もあります。
こうしたことから冬場のキャンプでは支柱ポールの直置きは厳禁となっています。
注意しましょう。

ペグは冬用のものを用意!

風に飛ばされないようにテントを固定するためのペグですが、一般的なペグは夏場の環境を想定して作られています。

つまり雪が積もっている冬場ではペグの効果が最大限に発揮されない場合があるのです。

ペグのささりが甘いと強い風が吹いた時にペグが抜けてしまい、テントが飛ばされてしまう可能性があるため、冬のソロキャンプでは冬用のペグが必須となります。
予め用意しておくようにしましょう。

冬のソロキャンプでテントの中に置くと良いもの

冬のソロキャンプでは必要になるものも違ってきます。
では実際にはどのようなものをテント内に置くと良いのか?あると便利なものをチェックしましょう!

ストーブ

冬のキャンプは寒さをいかに対策することができるかで快適さが変わります。
そんな寒さを対策する上で欠かせないストーブは、冬キャンプの必須道具のひとつとも言えるでしょう。
電気ストーブ、石油ストーブ、薪ストーブなどストーブには様々な種類がありますので、自分に合うものを用意するようにしましょう。

また使うストーブの種類によっては一酸化炭素中毒予防グッズも併せて準備しておくと安心です。
状況に合わせてアウトドアショップや通販等を一度チェックしてみると良いでしょう。

保温グッズ

石油や薪のストーブは一酸化炭素中毒予防のため就寝時は消さなければいけません。
そのため、就寝時は湯たんぽやカイロ、ホットカーペットなどで暖を取るようにしましょう。保温グッズがあるのとないのとでは睡眠の質が大きく変わりますよ。

お湯

冬はとにかく様々な場面でお湯が重宝します。
湯たんぽを使う際はもちろんのこと、温かい飲み物を飲みたい時にも必要になります。

ただ、沸騰したお湯はそのままにしておくとあっというまに冷めてしまいますので、沸騰後は保温性に優れているウォータージャグに入れておくのは「◎」です。

冬のソロキャンプをする時に、テントと同じくらい大切なもの

冬のソロキャンプは寒さで眠れないなんてことが少なくなく、そうした状況を招かないようするためには、寝袋選びが非常に重要となります。

寝袋の種類「封筒タイプ」「マミータイプ」の特徴

この2つには、圧迫感や綿の種類、重さや価格など様々な所で違いがあるのですが、単純に寒さ対策に優れているという点だけで言えば、お勧めはマミータイプとなります
マミータイプは、イモムシのような形状をした寝袋のことで、このタイプは肌と寝袋の密着度が高くなっています。

つまり、余計な隙間がないため冷気が入り込むことも少なく、寒さを感じ難くなっているのです。

また、寝袋には必ず「最低何℃までだったら使用することができますよ」という、最低使用温度が設定されています。

この最低使用温度は、マミータイプであれば氷点下10~30℃程度となっているものが多く、寒い冬でも十分に対応できるように作られています。

冬のキャンプは寝袋で睡眠の質が180度変わります。

また、寝袋選びを失敗することは睡眠の質を落とす以外にも風邪による体調不良を招く原因になる場合もありますので、寝袋を選ぶ際は機能性をよくチェックして選ぶことが大切となります。
選んだ快適なテントを十分に生かすためにも、寝袋選びも怠らず、力を入れるようにして下さいね。

冬のソロキャンプは防寒対策をしっかりして、快適に楽しもう

冬のソロキャンプに向けて着々と準備が整ったら最後は「服装」です。

冬はとにかく厚着をすることが防寒や保温へと繋がります

ただ厚着をするということは発汗へと繋がる可能性もあるということですので、冬のソロキャンプの服装選びでは、通気性の良さにも注目した服装選びをしなければいけません。

防寒や保温対策によってかいた汗は外へ逃がさないと、寒さを感じる原因のひとつとなってしまうためです。

そのため服装を選ぶ際は衣類の吸湿性や通気性も併せてチェックするようにしましょう。

また防寒着はただ大量に着込めば良いというわけではありません。

防寒のコツ

  1. 薄手の保温シャツ
  2. モコモコのフリース
  3. 軽量且つ保温性のある薄めのダウン
  4. 防水性に優れているマウンテンパーカー

の順で正しく着込むことで、最大限の効果を発揮します。

足元も同様です。
保温性に優れている靴下を履いた上で防寒靴を履くようにしましょう。

冬場だと雪で靴が湿る可能性があるため「長靴」を選ぶ方もいるかもしれませんがゴムは保温性が全くありませんのでNGです。

底から6~7センチ程度の範囲しかゴムが使われていないタイプの防寒靴を用意するようにしましょう。
また、寝る時は靴を脱がなければいけませんので、脱いだ後に履く室内用の保温シューズもあると「◎」です。

冬はとにかく寒さを対策することが快適なキャンプへと繋がります。
耳あてや手袋、マフラーなども忘れずに用意して、初めてのキャンプを快適なものとして下さいね。