カセットコンロをキャンプで使用する場合の危険な使い方について

カセットコンロをキャンプで使用する方も多いと思います。炭火だとちょっと面倒な調理もカセットコンロだと手軽にできたり、お湯をすぐに沸かせたりと、キャンプに持参すると便利です。

しかしカセットコンロの使い方を間違えると、大きな事故に繋がりかねません。

そこでここではカセットコンロの危険な使用方法、やってはいけない使い方についてご紹介をいたします。

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カセットコンロの使い方に注意!キャンプで思わずやってしまう危険な使用方法

キャンプは大人数で焼き肉をしたりしてコンロを囲む機会が多くなりますが、カセットコンロは使用方法を誤ると大変な事故につながる可能性のある物で、時々ニュースなどでも報道されている事があります。

キャンプでカセットコンロを使う時にやってしまいがちなのは、例えば焼きそばなどを大量に作ろうとカセットコンロの上に直接カセットコンロよりも大きな鉄板を置いたり、カセットコンロを二台並べてその上に鉄板を置いて調理するという使い方です。
これは大事故につながる恐れがあり非常に危険です。

カセットコンロと上に乗せる物の大きさはよく考えて使うようにしなくてはなりません。

このようにカセットコンロの上にカセットコンロよりも大きいものを乗せて使うと、ボンベの部分が鉄板などで覆われ、熱の逃げ場が無くなります。
ボンベには可燃性のガスが詰め込まれており、そのボンベが逃げ場のなくなった熱でどんどん加熱されるとボンベ内の圧力が高まってしまい、大爆発を起こしてしまいます。

大自然の中で大勢で集まると小さなことは気にしなくなってしまう事がありますが、こうした使い方は大変危険です。

キャンプではカセットコンロを置く場所も注意、危険が伴います

キャンプでは様々なシチュエーションがあり、岩場や安定しないところで調理をしなくてはならないという事もあるのではないでしょうか。

キャンプの際、カセットコンロを石の上などで使う人がいますが、これもとても危険な事です。

不安定な場所というのも危険なのですが、キャンプと言うのは皆さん大抵夏に行います。
夏場は太陽がギラギラと地面に照り付け、石や岩も太陽光で熱せられている事があり、時には素手や裸足でそのような石に触れると熱くて思わず声が出てしまう事もあります。

そんな熱くなった石の上にボンベを置くと、当然ボンベが熱せられてしまいます。
さらに調理をすると火を使いますので更にボンベの熱が高くなり、事故につながってしまうのです。
カセットコンロは思ったよりも熱の影響を受けていますので使う時には周りの温度や、周囲に火気がないかという事を確認して使わなくてはなりません。

ボンベに熱が伝わらないようにするという事がとにかく重要になりますので、使う時には周囲をよく確認し、手で触れてみてボンベが熱くなってしまわないかという事をしっかりと確認してから使いましょう。

カセットコンロやガスランタンはキャンプのテント内で使用してはいけません

カセットコンロを使う時には熱以外にも注意しなくてはならない事があります。

炎を出すという事はガスが燃焼しているという事なのですが、物が燃えている時には酸素が使われ、二酸化炭素や一酸化炭素が出ているということです。

ガスコンロやランタンを閉め切ったテントや車の中で使うと酸欠や一酸化炭素中毒と言った事故につながりますので、狭い場所では絶対に使用せず必ず屋外の換気のできる場所で使うようにしてください。
それ以外にも、火を使ったランタンをテント内で使った時に誤って倒してしまうと、火がテントに燃え移り火災の原因になってしまいます。

しかし、ガスコンロは調理の際に屋外で使うとしてもテントの中の明かりとしてランタンは大変に便利です。

各メーカーからLEDのランタンが販売されています。
電池式の物や充電式の物などもありますし、テントの上にかけるためのフックが付いているものもあります。
テントの中ではそうした安全に使えるものを使って思い出深い楽しいキャンプにしてください。

ガスボンベの爆発を招く危険な場面

カセットコンロを使うにはガスボンベが必ず必要になります。
カセットコンロの使用の仕方はもちろん大切ですが、ガスボンベの正しい扱い方も頭に入れておきましょう。
ガスボンベの中にはLPガスという可燃性のガスが圧力をかけられて液体になって入れられています。
容器は頑丈に作られていますが、それでも外部から熱を加えられると爆発を起こしてしまうのです。

ガスボンベを扱う時にはとにかく周りの気温に気を配る事が大切です。

夏は閉め切った車の中は大変高温になります。
屋外でも晴天時にはコンクリートで舗装された場所は照り返しの影響があったり、砂浜や河原でも地表近くというのは高温になります。
そこにガスボンベを置いてしまうと、ボンベが熱せられて爆発する恐れがありますので注意しましょう。
ガスボンベは日光が当たらず風通しの良い涼しい場所に置いておくことを心がけてください。

また、使用する時に風が強いと横風の影響でコンロの火が消えてしまうので、何かで風よけを作ってカセットコンロやボンベの全体を囲って使う事もあるかと思いますが、これもボンベが高温になってしまう原因となります。

ガスボンベは高温にならないように扱いましょう。

長年使用しているカセットコンロも危険?使用年数の目安

日常生活の中でカセットコンロが登場する時というと、冬場鍋をする時くらいであまり頻繁に登場するアイテムではないのではないでしょうか。
あまり使わないので壊れずに何年もお使いのカセットコンロをお持ちの方は注意が必要です。

カセットコンロも知らず知らずのうちに時の流れと共に劣化していますので、長年使っているカセットコンロは自分たちが壊れていると認識していなくてもガス漏れの危険性があったりします。
カセットコンロの適切な使用期間というのはおよそ10年で、10年を超えてしまうと安全性が損なわれている事がありますので、長く使っているカセットコンロをお持ちの方はこれを機に確認してみてください。

ガスボンベも同様に早めに使い切る事が良く、目安は7年ほどとされています。
古い物が家にある時には缶に錆が無いかどうかを確認して錆がある時にはガス漏れしていないかをよく確認して早く使い切るようにしましょう。
古いガスボンベになにか異常がある、どのように処分したらいいか分からない時には、ガスボンベに表示されているお客様センターに問い合わせるなどして安全に処分するようにしましょう。

持ち運びができて大変使い勝手の良いカセットコンロですが使い方を間違えるととんでもない大事故に繋がる危険性がありますので、正しい使い方を身に付けて楽しいキャンプができるようにしてください。